1991-04-25 第120回国会 参議院 外務委員会 第7号
そこの今プリンスホテルというところが元李王家の御殿になっておりましたけれども、それは確かに日本でつくった建物であるかもしれませんが、やはりこれは李王家に属するものであって、例えば今私が読ませていただいたところにも京都の西陣織に頼んでというような言葉もありますとおりに、世界じゅうどこへ頼もうがやはり頼んだ方にむしろ属するものではないか。
そこの今プリンスホテルというところが元李王家の御殿になっておりましたけれども、それは確かに日本でつくった建物であるかもしれませんが、やはりこれは李王家に属するものであって、例えば今私が読ませていただいたところにも京都の西陣織に頼んでというような言葉もありますとおりに、世界じゅうどこへ頼もうがやはり頼んだ方にむしろ属するものではないか。
李王家の御婚儀というのがなされましてから三年後に李王家両殿下への、これは当時の梨本宮の第一王女でいらした方子さんと、そして李王家の二十七代目の王子であられた李垠王子との御婚儀の御報国の儀、覲見式というのが大正十一年、一九二二年に行われております。四月二十三日に李方子さんは初めて日本を立たれてこの儀式に臨まれるわけですが、その儀式に臨まれる前日とそれからその当日との日記の文章がございます。
で、これは、李王家の元の財産というのは韓国にあるわけであります。これを韓国政府としてはやはり取り上げるということをしないで、管理をしておる。でその李王さんのお兄さんの未亡人になられる方がやはり京城におられますけれども、そういう方のいろいろな費用はそういうところから上がったもので韓国政府が出しておる。
それから李王家財産も同様に日韓両国政府の間で協議決定さるべきものかと存じます。それから傀儡政権の財産につきましても、司令部の指令に基きましてその承継政府が明らかに日本側で認めた場合に、その承継政府と交渉の結果若し相手国に引渡す必要があればこれを引渡し、又日本国及び日本人に帰属する必要があれば帰属さす、そういつた財産であります。
それから傀儡政権及び李王家財産、司令部の保管しておる各種の円預金というものについては、それぞれの性格に応じまして、或いは朝鮮或いは旧満洲国の承継政府として若し日本が認めれば、中国或いはフイリピンの現政府、或いはビルマの政府、それぞれの政府と交渉した結果、規則を決定する次第でありますので、その交渉の状態を経まして、まだ多少の日時を要するのではないかと思います。
それで特殊財産と申しますと、それは非常に細かいものがございますが、一番大きな問題としましては連合国財産、ドイツ財産、それから占領地から持ち帰りました略奪財産、及び朝鮮総督府交通局共済組合員の本邦内にある財産、それからそのほか司令部の保管しております各種の円預金、それから李王家財産、それから傀儡政権の財産、そういつたものが雑財産として所管している次第であります。
(1)議長公邸、千代田区紀尾井町一番地、これは李王家から参議院が借りて、公邸として使用中のものでありまして、当初現在の参議院分室を議長公舎として使用中、たまたま李王邸売却の話があり、一方衆議院において北白川宮邸購入の話もあつたので、本院においても、李主邸を購入することになり、購入の交渉を進め、買収予算千五百万円を参議院予算に計上したのでありますが、その後いよいよ売買契約締結をする直前になつて、朝鮮軍司令部
最後に國會共通費の中の参議院營繕費二百七十六萬一千圓は議長官舎の建築費でありますが、現今の建築資材の入手難その他を考え新營を見合せまして、只今の議長官舎の前の李王家を借用して議長官舎に充てることとし、關係方面の諒解を得まして、賃借料は次の豫算補正に計上されることとなつておりますので、節約に立てた次第であります。 以上合計いたしまして、三百三萬一千圓が参議院經費の節約額であります。
しかもこういうことを效つたらかしておくから、たとえば李王家だとか、あるいは梨本宮だとかに獻上するというような問題が起りまして、そこから資金を四萬圓もとつておるという。國民に對して今重要なる物資、配給しなければならない物資が、こういうふうなところでやみ取引をされておるというような状態になつておるのである。
そのおこぼれを事もあろうに、ここでは皇族が登場いたしまして、李王家竝びに梨本宮家に對しまして、トラツクで數臺獻上をしたというようなことがあるのであります。その禮金として四萬圓をもらつた。この四萬圓は縣廳が収入しておる。一體こんなばかげたことがどこにあるか。特殊物件は政府のものだ。政府のものを獻上して、禮金をもらうというばかげたことがあるはずはない。
御承知のように、李王家に屬せられる方々は、從前の憲法におきましても、皇族ではございませんので、一應臣民の一部分として考えられておつたわけであります。
それは李王家に對して國家はどういうことをせられるのであるか承りたい。これは御承知の通り朝鮮との日韓合併當時におきましては、明治天皇が李王家に對して特に思召を表明せられまして、今日の李王殿下に對しましては伊藤公を特に轉導の任に當らせられました。それから又皇室としての李王家に對する御待遇は皇族に準ずる御待遇をなすつてお決めになつたと承つております。
なおすでに皇族とせられまして、とうに皇族の籍を離れました李王家のことに對しましては、明治四十三年でありました内の、それ以來のいろいろな歴史もあることでありますし、また今日の朝鮮國の模樣も内外に明らかなことでありますから、やはりこの李王家の問題については、皇族籍を離れられられたのであるけれども、十分に同情をもつて、宮内府の諸君がいろいろ御相談にあずかるように希望いたします。
○本田委員 ちよつと申し上げていいかどうかわかりませんが、李王家は十一家の中にはいつておるのでございましようか、それを一つ。
こちらの方も幸い李王家が今賣りに出ておると申しますが、賣つてもよろしいという状態になつておりますので、これを議長官舎として購入したいという氣持で大蔵省と只今交渉中でございます。
これもできるならば李王家を買入れる時になるべく一緒に買入れて、こちらの分室にでもいたしまして、こちらの法制部とか、調査部とか直接議事に関係のないものをそつちに行つて貰つて、こつちの部屋をあけてなるべく議員諸君の御利用に供したいといふ考えを持つております。併しこれは大分額が大きいので、大蔵省もどれだけ出すか分かりませんが、事務当局としてはそういうつもりで折衝中でありますから……